自然への敬意
種を植えるには、土(カパ)を耕し肥えた土にする。
そして、 種を見極めそこに時をみて種をまく。
さらに、 太陽(ピッタ)と水(カパ)の恵みを吸収して芽をだす。
根が生え、茎や幹が育つ。
葉がつき、花が咲き、蕾がふくらむ。
その花はやがて、咲く時期がきて花開く。
その花は、やがて実となり、枯れ萎み、種だけとなる。
その種が、風(ヴァータ)に吹かれ大地(カパ)に落ちる。
また、適度な太陽(ピッタ)と水(カパ)を浴びて新たな場所と土地で、
芽吹く生命がある。
全てに時があり全てに役割があり、
ハーモニー(調和)が整った時に 新たな命が生まれ育まれてゆく。
それは、人間も動物も植物も繰り返してきたこと。
その歴史の繰り返しは、確かに個々のDNAにきざまれている。
これが、輪廻転生であり森羅万象。
そこには、不二一元論があった。
そして、それらが「アーユルヴェーダとヨーガ」の歴史の中にあった。